IoT技術を活用したFinTechサービスにより、誰もが「真面目に働く」を可視化することで、金融サービスを受けられモビリティを所有することで、豊かな暮らしを手に入れられる仕組みを実現し、貧困をなくしていくというビジョンのもと、貧困という社会課題に向き合い解決する中で、経済合理性の創出に取り組んでみえます。

2020に年発表した2030VISIONでは「本気本音で関わる仲間を地域に増やし世界とつながろう」を掲げています。石川氏は、国内での事業のほかにアラブ首長国連邦での飲食事業やジャパンブランドの 輸出、ベトナムではオフショア開発などを手掛けています。本分科会では、石川氏の実践とアドバイザーの黒瀬氏による報告から中小企業の海外展開や市場の可能性について学び合います。

今でこそ経営の多角化をしていますが、同友会入会当初のメイン事業は一つで、自らも現場に出る「プレイングマネージャー」でした。しかし、参加する中で様々な経営者と出会い、刺激を受け、組織づくりのシステム経営を取り入れ、新規事業に取り組み、会社としても経営者としても大きく成長していきます。社長が外に出なくては「会社は広がらない、成長しない」と話す大矢氏による成長の実践報告です。

18歳で創業。自分のために働き、経営を続けていると仕事に追われ、社員は疲弊。このままではと2010年同友会へ入会。翌年に経営指針を創る会を受講し、実践へ。しかし、社員は定着せず空回り。数々の失敗と同友会の学びが七黒氏に変化を起こします。働く仲間の為の経営に徹し、本業を成長させ、新事業も想像以上の成果を残すことに。自己を変革させ、成果を掴み取った実践を報告します。

創業と同時に同友会に入会。経営指針作成セミナーに参加し経営指針書を作成するも腑に落ちない。しかし、青年部代表等の経験を経て、魂のこもった経営指針書が完成する。溢れる思いが 実践に繋がっていく! 
経営指針書ができない、どう実践していいかわからないと悩んでいる経営者の解決のきっかけとなる報告をいたします。 

子供の頃、周りから「ボロ屋」「クズ屋」と呼ばれていた荒川産業(株)に父親の説得により入社。 同友会に入会して経営指針を学び、自社の事業定義は「地域資源発掘業」「地域課題解決業」であると「世紀の大発見!」をします。何の為に経営しているのか突き詰め「ふるさと循環型リサイクル～地元に元気のサイクルを」のビジョンを掲げ10年後の自社、地域を元気にする取り組みを進めています。 

農家ソムリエーずは、さつまいも農家6軒で設立した法人です。2018年の経営指針成文化以降、メディア露出が増える反面、情熱を仲間に伝えずに突き進む藤原氏と、実利の伴わない経営に疑問を感じる木元氏他4名の役員との間で空中分解寸前でした。青全交での報告をきっかけに、本気本音でぶつかり、2人に経営への執念が芽生えます。それぞれの立場で、苦悩や今の想いを包み隠さず報告します。 

児童養護施設出身者の若者の社会進出をサポートする中で「自己責任で片付けられない=自分ではどうしようもない境遇の若者」が厳しい現実と対峙。社会の中で「小さな成功体験」と「人との関わり」を通して変わっていく事を目指し就労後の定着率95%まで高めました。 
また自分自身も社員との関係に悩み青年部に参加、経営指針にも挑戦。共感で結ばれ、自走する組織を目指しています。 

前職はバレーボール選手、当たり前だった厳しい勝負の世界。引退後に帰省した会社の第一印象はぬるい組織。大型案件を連続受注し変革を強行するも社員の環境を考慮せず退職者が続出します。苦悩する日々のなか経営指針や全国の経営者と出会い、反省と感謝を経て気づいた「誰の為にやるのか」「その為に自分でやりたい事とは」。働き甲斐ある会社業界No.1を目指す経営報告 です。

大学休学中にたった一人で創業し、「気合・根性・情熱」があればやっていけると思っていたが、場当たり的な採用による苦い経験やNo.2の退職を乗り越え、同友会での学びから地域のエネルギーベンチャーとしてのビジョンを描き挑戦を続けている。その根本にあるのは、生まれ育った地域に恩返しをしたいという想い。自然と人が集まる様な輝く企業が、地域の活性化に貢献する循環をめざした報告をします。

新型コロナウイルス感染症の拡大はフィットネス業界にとって大きなダメージを与えました。佐藤氏は2014年に経営指針を成文化後、「先代との関係づくり」「10年ビジョンから創造する新たな仕事づくり」「社員を主役にする会社づくり」「同業他社との連携」など、様々な視点から愚直に実践し続けてきました。自社事業を「総合健幸サポート業」と定義した視点と10年ビジョに掲げた「スイミング、フィットネス業界の枠にとらわれない新たな業態を広げる健康に関する総合事業の構築=健幸(健やかな幸せ)発信企業を目指す」という視点から「本業を深めること」を学び合います。

上場企業から経営難の家業を再建するために27歳で同社へ入社するも、旧態依然とした末端の下請け製造業の未来に希望を感じられずにいました。「この先、社会に必要とされる会社とは?を自問自答し、既存の業種概念に捉われない多様な活動と異業種連携を展開。それらの経験で直面した課題を解決し、新たな価値を創造し続ける山崎氏の報告から、変化が著しい時代、 中小企業にこそ必要な付加価値を考え、高め合います。

世界中から観光客が来るような革屋になるという夢を掲げて、革に新たな命を吹き込んでいる三島氏。数々の挑戦によって練り上げられた自社の経営理念・自身の強い想いが、気づけば社員やお客さんに伝播し、地元広島の活性化に向けた戦略が動き出す。福山レザー、日本一の物、そして想いは“日本レザー”へ。これまでのメディア出演回数は35回。情熱と行動力で突き進む、 熱き漢の発表です。

北海道北部に位置する人口3千人の街・天塩町に根を下ろす宇野牧場。小さな街の小さな牧場を受け継いだ宇野氏は、従来の酪農の常識を打ち破るべく奮闘します。「無理だ、できるわけがない」などの否定的な声や経営難に負けず、自分の目指す酪農に向かって邁進する日々。 
目指すは「天塩町産・世界最高峰のミルク!」そして現在世界中から高い評価を得ている宇野牧場の次なる目標とは。 

 1979年に創業した「かつ丼吉兵衛」創業者である父親の思いを引き継ぎ、2010年に法人組織化し、多店舗展開を始めた上林氏。2020年のコロナ禍において、既存の飲食店事業に加えて新しい飲食店のカタチとして、バーチャルレストラン事業を開始しました。外部環境に左右されながらも、時代に即したカタチを模索し、結果は選択できないが、行動は選択できると胸に刻み、挑戦し続ける報告です。

柴田氏は28歳で独立。社員も入り何事にも全力でぶつかり走ってきましたが、誰一人ついて来ませんでした。同友会に入会し、様々な役を受け、多くの事を学ぶことで、自身の考え方や言動に変化が生まれます。社員の人生と本気で向き合い始めたことが社員の安心感につながり、未来に希望を感じる事で、積極的に挑戦する風土が生まれました。柴田氏の考える人間尊重経営について不離一体の実践報告です。 

会社を選んだきっかけは「家から近かったから」。社長になった理由は「持ちかけられたから」。そして同友会入会のきっかけは「プレジデントに載ってたから」。勇猛果敢で猪突猛進な迎氏。その本気本音の思いの強さがかみ合わず、社内では様々なトラブルを招きます。3年前、同友会に出合い「不離一体経営」を実践することで、社員数は2倍、売上は1.6倍、経常利益44倍になりました。 

現在、株式会社おかい商店の三代目として事業承継の真っただ中。今回の分科会のポイントは、3つあります。➀事業承継の最中に気づいた、自身のあるべき言動、②社員・先代との関り方、③仕事を作る姿勢とその行動です。現在、事業承継にかかわっておられる方はもちろんですが、事業承継にかかわっていない方も含め学び合います。

200年続く味噌醤油醸造業の9代目として入社、同友会と出合い経営指針セミナーでの同期の言葉をきっかけに、社員とともに成長する会社をめざし歩み出します。その矢先に起きた東日本大震災。社屋工場、そして街並みをもすべて失いました。そんな絶望の淵でも歩みを止めず、前進することができたのはなぜか。「繋いだ手を決して離さない」。経営者として、そして一人の人間としての関わり合いの姿に学びます。